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今年でバンド結成20周年、そしてメンバーの中心人物らが主宰するレーベル "MERGE Records" も設立20周年を迎える米インディーズロックバンドのスーパーチャンクを観てきました!アコースティック・セットを含む特別バージョンの追加公演があることを知ったのは初日公演の数日前、忘年会の予定が入っていたので諦めていたけど・・・・
【1989年マック・マッコーハンを中心に米国ノースカロライナ州チャペルヒルで結成。90年代の初めに現在のメンバーとなった。当初はマタドールに在籍していたが、現在では自らが主宰するレーベル、マージからリリース。大手レーベルからのオファーを断り、自分自身のレーベルに力を入れるなどして、インディーズ界での勢力を伸ばしてきた。】 ハードコアやパンクを原点にスタートし、甘く切なくエモーショナルなパンク・ポップ・サウンドでUSインディ・シーンを牽引し続けているスーパーチャンク。 前回の来日(01年)後に聴き始めたのですが、ローラの出産・育児期間などもあって8年近く休業状態でした。今春久々にバンド名義のEPをリリースし、遂に再始動&来日することになったのだ! 彼らのキャリアを語る上で欠かせないのは、マックとローラが設立したレーベルのマージ。当初は自身のバンドや友人の音源をリリースするという小規模な運営から、USを代表する優良のインディーズ・レーベルのひとつへ成長!過去に在籍したアーティストも含めると、ビルボードにチャートインしたArcade FireにSpoon、個人的に関心度の高いConor Oberst、She & Him、Lou Barlow(Dinosaur Jrも)、米におけるTeenage Fanclubなどなど挙げ切れないっ。 数々のメジャーからのオファーを断り続け(数々のバンドがメジャーと契約しては一方的に切られる業界)、自分達が運営しているレーベルで自分達のやりたい音楽を続けているこだわりの姿勢が、インディシーンの良心といわれるゆえん。 音源ろくすっぽ聴いてなくても、彼らの音楽に対する姿勢を知り、アー写のごく普通な佇まいを見て、これは絶対いいバンドだな!って確信してた。で、ライブ映像を観たらステージをところ狭しとピョンピョン飛び跳ねてるのがカッコよくて 確信が更に強まったよ! 開演20分前に着くと客の入りはまだ半分、野郎率の高さに怯みそうなったが、前から3列目で待機。前座は邦バンドのcomeback my daughtersで安定した演奏力で爽やかなポップを奏でていました。うーん、Superchunkファンにはウケないかなぁ。01年の来日はナンバーガールとのジョイントだったらしいね。 セットチェンジに入るとじわりと押され始める・・当日券完売の満員御礼!マック氏がシールドケーブル数本持って現れると、野郎たちの声援にも応えず黙々とセッティング。あまり待たされることなく20時過ぎにSuperchunk登場!うわー押されるっ!1曲目の"Throwing Things"が始まった途端に、マックとローラがぴょんぴょん飛び跳ねる!きゃーテンションあがるー♪ ロック・ミュージシャンらしからぬ地味な風貌で軽快にジャンプしてギュンギュンとギターを唸らせるマック、カッコええ~!!! メガネをかけて大人しくなったかな?と思ったローラもお変わりなく!華奢なのでベースが重そうに見えるんだけど、低めに構えてガシガシ弾くのがカッコイイ!ジョンは見た目もステキー!荒れてるようでビシビシとキメるタイトな叩きっぷり!えっと、ジムは観ていた位置からではあんま視界に入ってなかった・・マックよりふた回り大きいのにね、はは。 20年選手なのに何でこんなに瑞々しいのだろう?!?!? マックは1曲ごとに「アリガトー」「Thank you!」と律儀に挨拶し、次に演奏する曲名を言ってくれたり一言説明も添えたり。私のお気に"Hello Hawk"のとき東京にいるジム・オルークがなんちゃらと言ってましたね。(この曲が収録されている『Come Pick Me Up』('99年)はオルークがプロデュース!) 疾走系ナンバーが多いので、ヘタすると右から左に聴き流してしまいそうになるが、PixiesからWeezerまで振り幅のある楽曲なのよ~!!キャッチーで印象的なギターリフが多い!技術云々でなく気持ちの入った演奏で観客の気持ちを押し上げてゆくのだ! シングル集とアルバム数枚しか聴いておらず、知らない曲も多かったけれど、ずっと3列目で満員電車状態で男性客の熱い雄叫びや合唱が入り乱れる中で楽しんでました!1回目のアンコール最後でSlack Motherfucker~♪の合唱が楽しいのなんのって。再び登場すると観客から「Hyper Enough」のリクエストが挙がり・・・・イントロで会場は半狂乱!!!モッシュが凄いことなって踏ん張れず端っこに流されちまいましたー。スーツ姿で暴れてる人も結構いたなぁ。いやー、みんな笑顔でとっても嬉しそう! 直球勝負なライブは晴れ晴れとした気持ちで満たされた、あっという間の80分でした。彼らのパフォーマンスが瑞々しいのは、音楽に対する誠実なアティチュードと人柄の良さがまっすぐ私たちの胸に届くからなんだろうな♪ 翌日は内輪の集いとはいえお店を予約済みで半ば諦めモードだったが、会場と同じ渋谷なので飲み会を中抜けして観に行けちゃうかも?なんて思ったりして。そしたら体調不良者が出て・・・飲み会キャンセル!(あ、ヘンな念力を送ってたわけではなくてよ^^;) 当日券の売れ行きが読めないので前日より気合入れて開場後15分後ぐらいに会場へ行くと、すげー閑散としてました。前日のWestも観ていたライブ師匠Hさんの計らいで最前列に!開演時には気づけば客が集まっていたという感じだったわ。 前座のThao with the Get Down Stay Downは中国系?の女性Vo&GとB、Dsの3人組。Thaoちゃんは「英語しか話せなくてごめん」と言い、小気味好いカッティングギターとエコーがかった歌声でフォークなポップを奏でる。手拍子で応える観客の反応は温かい。曲のバリエーションが増えるとよいね。 最前の柵がなくステージが低いので、セットチェンジ観察しちゃった。マックが機材置き場からバッグを取り出すと中身はエフェクター4個ほど、自分の立ち位置に並べて、ガムテでシールドを床に固定するところまでやるんだねぇ。その並べ方や貼り方が几帳面そう・・・マックさんのDIYっぷりを垣間見れた感じ、ふふ。 2日目は「ノーマルなショウとは違うよ」と前説してからアコースティック・セットで開演!マックとジムはアコギ、ローラは普段のベース、ジョンもいつものドラム・セットでスティックはブラシを使用。前日と同じ"Throwing Things"でスタートしたが、違う曲に聴こえる。てか、この曲はアコースティックバージョンのほうが聴き慣れていたので、しっくりきます。マックの歌はヘタウマだと思ってましたが、哀愁を帯びた歌声を聴かせ、甘酸っぱいメロディラインが更に切なく感じてしまう。数曲終えたときに観客から「ラウドなの演って」という声があがったけど、「おいおいなんてこと言うんだよー!!」と心の中で苦笑いしたのは私だけじゃないはず!5曲プレイしましたが、どれも一味違う曲に聴こえて貴重なステージでした♪ マックは「Aztec Cameraみたい?!」と照れ笑いしてたね~。 2人がエレキに持ち替えたら、すんなりエレクトリック・セットへ!前日と選曲を変えてきており、Nestならではの近距離の臨場感はやっぱり好い~!前日のように押されることもなく(って、柵無いのに押されたら困るけど)、最後はマックがドラムを叩きジョンがハンドマイクでシャウト気味な歌声?を披露して終演。 2連ちゃんして大満足!Superchunk最高♪ 今年もまた1つステキなバンドと出会えて幸せ~♪ 来年は新作をリリースするかもとの情報が伝わってきているので、インターバル置かずに再来日して欲しい!!!!!! ◇◆……………………◇◆◇……………………◇◆◇……………………◆◇ 招聘元のContraredeさんの来日追っかけ日記はコチラ!先週から毎日このサイトをチェックするのが楽しい♪ いろんなトリビアもあって面白い! その1) 大阪でヨラテンゴと合流してるー! その2) オーストラリアから来日5公演(東× 2、京都、大阪、名古屋 )を全ツしている男性!←Nestのとき側にいて又聞きして海外からやってきて全ツすることを知ったので、終演後にセトリをステージから剥がしてたのを寛大に見守ってたわよん。 その3)ローラの旦那さんはPAでSonic YouthやBeckも担当で何回も来日しているとのこと! contraredeさん提供の東京公演の映像で本編最後の"Precision Auto"!カメラマイクで音は悪いとのお断りありますが、いやいやなかなか素敵なライブ映像ですっ! SUPERCHUNK@O-West, Shibuya, Tokyo 09 DEC 2009 来日ツアー宣伝用トレイラーもイイ感じ(BGMは"Hyper Enough")なので貼ってしまおう! contrarede presents SUPERCHUNK Japan Tour 【set list】 (左)09.12.09@Shibuya O-WEST (右)09.12.10@Shibuya O-nest
by 033_MFS
| 2009-12-17 07:09
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