033(おみさ)と申します。長年の音楽鑑賞やライブ通いを記憶だけでなく記録に残してみようかな~
by 033_MFS
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SEBADOH@Shibuya O-nest(9/27)&O-WEST(10/2)
アタシの90年代USインディバンド空白期を埋めるべく、最後?!の伝説的バンドSebadohの来日公演!!!90年代以降にハマって最愛のバンドとなったR.E.M.が解散した後の1本目がルーちゃまになるとはね・・・・・。
SEBADOH@Shibuya O-nest(9/27)&O-WEST(10/2)_c0024243_2245076.jpg
SEBADOH (セバドー) L→R : Bob D'Amico(ds)、Lou Barlow(g/vo/b)、Jason Loewenstein(b/vo/g) 【1986年、Dinosaur Jr.のベーシスト(※89年に脱退、05年に再加入)として活動していたルー・バーロウと、エリック・ガフニーにより結成され、PavementやGuided By Voices等と並び、ローファイ・ブームを巻き起こした伝説的バンド。89年、宅録のカセット音源を再構成したデビュー・アルバムを発表。同年、ジェイソン・ローウェンスタインを加えた3ピースとなり、幾度かのメンバー・チェンジを経ながら、『Bakesale』と『HARMACY』を含む5枚のアルバムをリリース。その間に、ルーは別プロジェ クトであるThe Folk Implosionも始動。99年のセルフタイトル作を最後に、Sebadohしての新作発表はないものの、その後も数年に一度はツアー活動を継続しており、2011年も約3年ぶりにセバドーとして全 米ツアーを行っている。現在のツアーメンバーは、ルーとジェイソン、Fiery Furnacesでのジェイソンのバンドメイトであるボブ・ダミーコ。】

90年代の名作『BAKESALE』(今年リマスター再発)と『HARMACY』(再発予定)を引っ下げての来日ツアー(東→名→阪→福岡→東)の初日と最終日を観てきた!




初日のnestは開場後10分に着くと最前列だけ盛況でも端っこに入り込めた。このハコの客入りがスロースタートで暫らく閑散とするのはいつものことですな。 前座はuri gagarn (ユーリ・ガガーン)という3ピースバンドで、USオルタナやポスト・ハードコアにひとクセあるポップ感を持ち合わせた音楽性、邦バンドでは久々に気に入った!歌心はもうひとつだったけれど、カッコよかった。Vo&gがどっかで見たことあると思っていたら、イベントで観たことのあるgroup_inouのMCとしても活動しているヒトでした。Sebadoh好きなコメントも好感持てた!

セットチェンジは本人たちが登場し歓声に軽く応えるルー。下手がギター、上手がベース、真ん中にドラム。エフェクターは2個、音合わせはさほど時間を取らずに終了。開演直前になると「前に詰めてください!」とスタッフの呼びかけがあったので、満員だったみたいね。

ルーがハロ~モシモシ(!?)と挨拶すると"Too Pure”でスタート!"On Fire"とミッドテンポの哀愁ナンバーが続いたが、なかなかの爆音な上にスピーカーの側にいたもんで、ステキな歌声がよく聴こえず・・・でも、ライブで聴ける喜びのほうが大きくてねー。 「前座のバンドはユーリなんだっけ、すごくよかったよね。」「たくさんの曲をやるから飛ばすよ!」と"Skull" "Rebound" "Magnet's Coil" といった看板曲を早くも序盤に連発!原曲より早いテンポで、ルーは何度もメガネを落とす熱いプレイ!あ、メガネは途中からハズしてたわ。

ジェイソンがルーと位置を入れ替えギターに持ち替えメインで歌う。2本のグレッチを使い分けていたルーに対して、ジェイソンはテレキャス1本でハードコアなテイストのパンキッシュな曲をラウドに決めてた!ベースでも激しく歌うことありました。以前に見た写真とは印象が違っており、MCでのはにかんだ感じといい、可愛かったのが意外な収穫ですたわん!ボブは始終コワモテな表情で時折優しげな微笑みを見せたり、タイトでパワフルなドラミングを発揮してスネアを壊しとりましたー。

ルーちゃまはチューニングが大変なんだとアピールし、セットチェンジ中に自ら何本かペットボトルのフタを取って床においたのにライブ中はフタ付きを手に取っちゃうわ、「猫カフェに行きたい!」と4匹?飼っていたことがあるとかネコ好き度が高そうな談話やら、所作や言動やマイペースっぷりがいちいちラブリ~♥

米欧ツアーなどで50公演ほどやっていたので、息のあったタイトな演奏でカッコよかった~!!! 曲間ではゆる~い空気が流れるのに、演奏に入ると一転して勢いあるんだな。ルーちゃん、気持ちが入っていたし、めっちゃ楽しそうに演奏していたよ。観客も温かく熱く応えていて、好ましい雰囲気でした!

『Bakesale』と『Harmacy』と他のアルバム数枚から3分の1ずつで計30曲強という一石三鳥な選曲に興奮!昨年のソロ公演で"Soul and Fire"の弾き語りを聴いただけ、ほぼ全曲がライブで初めて聴く幻の曲なので感激ひとしお~!ベタに聴きたかった曲は序盤で演ってくれ、ライブ映像観るまでジェイソンが歌ってるとは知らなかった"Got it"、まさかこの曲が聴けるとは!の"The Freed Pig"、ロマンティックに疾走する"Beauty of the Ride"、アンコール最後の "Willing to Wait"もジーンと来たし・・いやぁー全曲よかった! 敢えて感動の1曲を挙げるなら、んーーーーーーー本編最後の"Brand New Love"かなあ。Superchunkのカバーで知った曲なのよねぇ。後半のルーとジェイソンの2人で歌うとこも好きっ!

1曲3分程度なのに1時間45分もやりよった!いい意味で疲れた~。あはは。

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日曜日のWESTは開場前に行って最前列狙ったさ。隣り合わせた方が、前回のSebadohとFolk Implosionの来日公演を観ていて(もちろん昨年のソロも)、話が弾んだお陰で待ち時間を辛抱強く過ごさないで済んだ~。ルー好きな知り合いができてイエーイ♪

オープニングはBEYONDS(ビヨンズ)という4人組で、90年代前半に活躍したバンドが11年ぶりに再結成したそう。2階席にいた子供たちから「おおちくんのパパ~」と言われたドラマーはダイノジ大地兄だって。歌力のある激情ロックで熱い気持ちは伝わってきましたよん。

最終日は案の定リラックスモードで、登場するなりボブは観客や自分も一緒に写るアングルで写真撮影、ジェイソンは very happy to be here! とまっとうな挨拶、ルーはコニチワ、スイマセンスイマセ~ン!と意味不明。。ちょっとあらたまって「今日はジャパンツアー最終日・・・」と言うと、観客から寂しいため息がこぼれ、誰かが next time! と声をあげたら、ルーちゃんが「next time??!! オレたちまた戻って来れるの?!また日本に呼んでもらえるかな??」と疑問口調で言うと、みんな拍手でウンウン♪ って頷き、そんな反応を見て嬉しそうなメンバーたち。和気あいあいとしたなか "Too Pure" でスタートすると、ルーはメガネが落ちない程度の動きだったかと。音はnestより良かったので、歌声にうっとりすることができた~。

「次の曲を終えたらジェイソンがギター弾くからね、ここまでは前菜だから」とか「スイマセーンはアメージングワード! I'm sorry や excuse me も Look at me! などあらゆるシチュエーションで使えるんだよ!」とジェイソンにちょー力説。ドンキホーテはクレイジーショップで家族のお土産を買うんだとも。ジェイソンとの漫談みたいなやりとりが笑えたし、いやぁルーちゃんの舌が絶好調だったす!

nestのときと大きくは変わらない内容で進行。初日と変わらず骨太な男気ある演奏で、適度な粗さとこなれた感じがやっぱり好い~!ジェイソンのハード路線もカッコええなと。弦を切ってしまい1曲ルーのグレッチで弾いたんですが、ジェイソンらしい音を出していたね。

最後の曲の前に、あと1曲で終わっちゃう・・アイドン ワナリーーブ!ってホントに名残惜しそうにしていたのが微笑ましくもあり嬉しくもあり。ルーがシソの種を買って帰りLAの家で育てたい!らしきこと言って(ジェイソンにはシソという葉は寿司にも使われて独特の風味があってね・・と説明)、どこで買えるかな?のつぶやきにドンキホーテ!と答えたお客さんがナイスでした!

うあー文句なしに楽しかった2公演!!! 間違いなく今年のマイベスト上位に入るぅぅぅ060.gif

あ、チューニングに苦戦していたルーちゃんは、12弦ギターに8本の弦を張るという変則的なことをやっているという記事を読んだのですが、どんなこだわりがあるのかシロウトには知る由もないっす。ふはは。

来年の1月19日から23日にかけて行われる'ウィーザー・クルーズ・フェス'なるイベントにダイナソーJr.、セバドー、ルーソロが掛け持ちで出演予定!!優雅で楽しそうだけど、これに参加する人って、 いったいどんな客層なんだろう??


SEBADOH - "Give Up"(Live@Fandango, Osaka 2011-09-30)

日本ツアーの映像1つだけ見つけられた!提供者に感謝です。出だしの歓声やステージのペイントといい海外と錯覚しそうな雰囲気!

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Sebadohって解散を明言したことはないのかwikipediaの活動期間も1986–現在となっている。適当に活動休止したり再開してみたり、のらりくら~りでも続けていれば、後追いでもこうやってライブを観れる機会に恵まれるわけで、全然OKだと思う!まぁ、想いに見合うだけのパフォーマンスあってこそではあるが。

オッケーと同時に、remembering time tourで終わるのはもったいない!とも思った。今回初めてSebadohのライブを観て、ルーがメインで活動すべきはこのバンド!だと感じてしまったのよねぇ。R.E.M.が解散してしまった今、ワタシの音楽人生には欠かせない存在になっちゃうかも。ルーには重荷で迷惑だろうけど。あ~私が隠居するまで頑張ってね、ルーちゃん。006.gif


SEBADOH@Shibuya O-nest(9/27)&O-WEST(10/2)_c0024243_11413391.jpgCDジャーナル11月号のインタビュー記事にイイこと書いてあったのでご紹介!(←クリックで拡大)

90年代に良いアルバムを作ったという自負はあるが、当時はライブで魅力を表現できず苦しんでいたこと。いろいろ経験を積んで表現したいことができるようになった、来日ツアーでも手ごたえを感じた、バンドはいい状態にある、など頷きまくりだったよ。

で!最後にこのメンバーでアルバムを作りたいとも!マジすか楽しみだぁー♪


SEBADOH@Shibuya O-nest(27-Sep-2011)

Too Pure
On Fire
SkullSEBADOH@Shibuya O-nest(9/27)&O-WEST(10/2)_c0024243_0474543.jpg
Rebound
Ocean
Magnet's Coil
S. Soup
Mind Reader
Got it
Love to Fight
Drag Down
Dreams
The Freed Pig
License to Confuse
Sister
Drama Mine
Crystal Gypsy
Careful
Bird in the Hand
Soul and Fire
2 Years, 2 Days
Beauty of the Ride
Not a Friend
Together or Alone
Forced Love
Sixteen
Give Up
New Worship
Brand New Love
-------------------------------------
(encore:)
Not Too Amused
Willing to Wait

初日のセトリ撮らせていただきました~。最終日は撤収する関係者がいたため出回っておらずわからん!
by 033_MFS | 2011-10-23 23:52 | ♪音楽-LIVE
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