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80年代半ば頃までのミーハー乙女時代にジョン・テイラー(Duranx2)と並んでアタシの中で洋楽界における王子だったリック・スプリングフィールドのライブを17年ぶりに観に行っていましたのよ。むふふのふー♪
【1949年8月23日、豪州シドニー生まれ。69年に地元のバンドZootに加入し成功する、解散した翌年の72年に渡米しソロ・デビュー。不遇の時代を過ごすが、ルックスのよさを買われて俳優業に転身、81年に出演した全米高視聴率ドラマ「ジェネラル・ホスピタル」で人気者となり、同年に再開した音楽業では「ジェシーズ・ガール」が全米1位となり、グラミー賞の最優秀男性ロックボーカル賞を受賞。80年代前半に次々とヒット作品を発表、88年以降はしばらく音楽制作から遠ざかったが、97年から活動を再開。05年に初のカバーアルバム、08年に約4年半ぶりのオリジナルの新アルバム『Venus in Overdrive』を発売。】 07年8月に六本木の東京ミッドタウン内にオープンしたビルボードライブ東京、行ってみたかったのよね~。ここの公演日程は普段観に行ってるライブでもらう告知チラシに入ってることはないし、前売り情報を見落としがちなのだ。今年だと1月のRoddy Frameに、4月のJim O'Rourkeのバカラック・トリビュート(一足先に来日していたWilcoのグレン・コッチェ参加!)をもっと早く知ってれば・・・。4月中旬ごろ音楽月刊誌のライブ日程を何気に隅までじっくり眺めてたときにRSの来日を知り、うきゃァァァ~~!!! この会場は基本1日2ステージで、平日の開演は1stステージが19:00、2ndステージが21:30。一般のチケット・サービスでも一部前売りを扱っているとのことで、チケットぴあにアクセスしたら空席無しだったので、ビルボードの公式サイトから申し込んでみた。うーむむ、席種が色々あってよう分からん!? ってゆう困惑は無駄な心配で、連番で取れる席が最上階の前列端っこか後列という余りもの感が漂う席ではあったけれど、公演日近くには東京2公演全4ステージが完売していたので、2週間前に気づいといてよかったー!出演するアーティストにより料金はピンキリらしく、RSはサービスエリア・9000円、カジュアルエリア・7000円でした。因みに3年前の杮落としのスティーリー・ダンは2万3千円と1万9千円だって! 80s友の会のスカさんに声かけふたつ返事で乗ってくれたのですが、やんごとなき事情により不参加となり、洋楽ライブ滅多に行かないが、にわかベストヒットUSA世代という後輩に来てもらったら「名前はよく聞いてたけどどんな曲かは覚えてないんですよね~リック・スプリングスティーンって」と言われ、あちゃー。いやぁ、あの頃も紛らわしい名前と言われてたっけね。 21:30の開演予定ちょっと前に会場へ到着。3層吹き抜けの構造になっており、4Fの受付から入場するとバーカウンターやソファ席エリアなんかがあって、下層の3Fがステージと同じフロアで4人掛けのテーブルが40卓ぐらいあったかしら。ステージの後ろがガラス張りで夜景が見えて、オトナムード満載のオサレ空間! で、4Fでドリンクを受け取ってから5Fに上っていくと、カジュアルシートエリアになるのですが、ゴージャス感がガクンと落ちる!ふはは。会場が思っていたよりこじんまりしていて(キャパ400人弱?)、どの席からもステージが観やすいレイアウトで、最上階前列のカウンターテーブル端っこの席でも視界は良好。あ、後列は壁寄りに2人用丸テーブルで居心地(観心地)悪そうだったわ。 あらためてプロフィールをおさらい。リックの活躍は81年から88年の間で、ビルボード全米シングルチャートの30位以内に15曲もの楽曲を送り込んでおり(アルバムは5作が30位以内)、83~85年ごろがアタシのミーハー最盛期でございました。80年代後半は結婚・長男誕生などがあり、アーティスト色が強まった硬派なアルバムを作ったら売れず、バイク事故で大ケガを負ってしまい、98年のアルバムまで10年もの間、音楽活動から遠ざかってしまいます。 80年代の来日公演は未見でしたが、低迷期の93年にまさかの来日を果たし、後追いで私より熱心なファンになっていた妹と日本青年館へ観に行き、観客席の通路に降りてきたリックを間近で見て、キャーキャー喜んだ思い出が。(^^;) その後パッタリ名前を聞かなかったけど、90年代終わりからアルバムリリースとツアー活動を再開、01年にはラスベガスで超特殊効果ミュージカルショウの主役を演じたり、05年に12年ぶりの再来日公演(日本青年館)を行ったり、ドラマ「General Hospotal」に23年ぶりに再登場して好評を得たり、08に約4年半ぶりのオリジナルの新アルバムを発売(←米ビルボード28位!) と息の長い活動を続けていたんですねー。 4年ぶりの来日はBillboard Liveで大阪1公演と東京2公演の計6ステージ。客電が落ちスクリーンにRSの軌跡をたどったPV映像集が5分ほど流れ、リックとバンドメンバーが登場すると、80年代リアルタイム世代が多く占めていたステージと同じ階のテーブル席の観客は総立ち!ステージを見下ろす遠めの位置からだったけど、リックのめっちゃマッチョな二の腕にタトゥというワイルドっぷりに、うひゃー。でも、足はすらーっとしていて見事な逆三体型で、昔のイメージが崩れることないルックスと歌声じゃないっすか! vo&gのリック+g、key、b、dsの4人のバンドメンバーという構成。1曲目こそ知らなかったものの、2曲目以降は80年代のヒット曲のオンパレード!!! ノリのいい曲をテンポよく飛ばしていく展開で、リックのパフォーマンスが熱い!若い!最前の観客席のテーブルの上に立って歌うわ、客のお酒を飲むわ、客から手渡されたバラの花束をテーブルに叩きつけて撒き散らしてみたり(花束をギターに打ち付けて散らすパフォーマンスがお馴染みらしい)やんちゃなオヤジ全開! 万人受けしやすいキャッチーなポップ・ロックは、今ではパワー・ポップ・シーンで再評価されてたりするとか?! アイドル・ソロシンガーという印象が強いかもですが、ギターを弾けるシンガーなので、男性客の割合なかなか多かったわよ。まぁリックもバンドも演奏は大味でしたけど、サビに向かって盛り上がってゆく歌メロ展開が80年代っぽいわけで、バッキングコーラスは充実していた!リックはテキトーにバンドのギタリストにメインを任せながら要所は押さえるという感じで、ひとり演奏状態でブルージーなギターソロを弾いた後にCream(クラプトン)の "Crossroads"のカヴァーを演ったのが、いっちゃんカッコよかったー! その後は本編ラストまで怒濤の攻めをみせ、"Don't Talk To Strangers"はテーブルを渡り歩き、女性客から渡されたハンカチで汗を拭ってから返してみたり、客にマイクを向けてサビのタイトル部分を歌わせるのですが、恥ずかしくて逃げた男性客を追いかけ連れ戻して歌わせ、"Love Somebody" が沸くのは当然で、"Human Touch"でもテーブルの上を歩き回り、行く先々で客のグラスを奪ってワインやビールを飲んだり観客に囲まれ握手したりおさわりOK状態!なんと4Fの真ん中エリアの客席までよじ登ってきて、バランス崩したらキケンなカウンター席の上を歩き、会場から拍手喝采!ステージに戻ってギターを弾きならが歌う"Jessie's Girl"はシンプルにカッコよく決めて、はぁ~楽しかった♪ アンコールは上半身裸!に(老)眼鏡という出で立ちに「いい歳して、よ~やりよるなぁ」と感心しましたです。締めがカバー曲でスポーツものBGM定番の"Wild Thing"ってゆうのはどうなんでしょ。他にも聴きたいオリジナル曲あるのに、もったいないぞ。正味1時間の短いライブではあったけれど、サービス精神旺盛でたっぷり楽しませてくれたので満足♪ 連れの後輩からは「バラードがなくてノリノリな曲ばかりでしたね。一体おいくつなんですかーリックは??」と聞かれ、「えっと、遅咲きでブレイクしたときは30代だったから・・・どう若く見積もっても55歳は超えてる!?」と答えた自分もあらためて驚いたのですが、実際は還暦だったのだ~(☆o☆) あのエネルギッシュなライブを2ステージもやってたのかと思ったら、アンチエイジングなパフォーマンスでしたっ!!! 日本公演後のUSツアーは途中でダウンして2公演が延期になっちゃったようですが・・。 ベストヒットUSAって05年頃から復活してたのよねん。メジャーや懐かし系しか出演してないかと思いきや、 ASHも出演してたのね~。 リックのインタビューが放送されるとのことで、番組表には記載なく半信半疑で6/1(月)の初回放送を観てみました。トータル3分ほどのインタビューで、80年代のことや伝記書いてること、下ネタをお茶目に語ってたわん。PVは"Jessie's Girl"を流してた。地上波は6/3(木)深夜に放送済みだった・・(>_<) BS朝日が視聴できる方はリピート放送で還暦超えてもステキなリックを確認してみてくださいませ♪って2時間後だけど。。 BS朝日: 6月5日(土)深夜1:00~1:55 Greatest Hits/グレイテスト・ヒッツ 5年振りの来日公演にあわせて、プロモーション・ビデオを収録したDVD付のベスト盤をリリース! 過去に何枚かリリースされていたベスト盤は未ゲットだったので、欲しい!買い!だなと思ったけど "Love Somebody"が収録されてないよぉ~! RICK SPRINGFIELD "LIVE IN ROCKFORD - DVD" 「まだまだ現役でっせ~」な05年撮影のライブDVDよりメドレーを! Rick Springfield@Billboard Live Tokyo 2nd Show(30-Apr-2010) Mr. PC I've Done Everything For You Affair Of The Heart I Get Excited Living In Oz Venus In Overdrive Love Is Allright Tonite Crossroads (Cream Cover) Don't Talk To Strangers Love Somebody Human Touch Jessie's Girl ---------------------------------- (encore:) Wild Thing (The Troggs Cover) 1曲目の"Mr.PC"と中盤の"Venus In Overdrive"の知らなかった2曲は最新作のアルバムに収録。 来日公演6ステージのセトリは↓ http://www.rickspringfieldsupporters-japan.com/setlist2010/index.htm
by 033_MFS
| 2010-06-05 23:10
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