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昨年リリースの2nd+フジの初見でズキューン♪ とやられたペインズの単独!まずは前座を務めた初来日となるウィークエンドですが、2010年リリースのデビュー・アルバムに最新EPをカップリングした日本盤が発売されたばかりという絶好のタイミングでやってきた!
【2009年に米サンフランシスコで結成された3人組のシューゲイズ/ポスト・パンク・バンド。 2010年にデビュー・アルバム『Sports』をリリースすると、インディロック系の音楽メディアを中心に高評価を獲得。その後はレーベルメイトでもあるザ・ペインズ・オブ・ビーイング・ピュア・アット・ハートやワイヤーとのツアーで活動の場を広げ、昨年9月には最新作となるEP『Red』をリリース。】 ペインズのセットの前にコンパクトに組まれたからか、ベース、ドラム、ギターがほぼ横並び。小柄そうな可愛らしい顔に一瞬ドラマーが女性か男性か分らず、硬質なベースラインが鳴らされるとパンチの効いたタイトなビートを叩き出したのはインパクトあった!! ジョイ・ディヴィジョンのようなダークなポスト・パンク調とマイブラやライドの影響を受けたシューゲイザーサウンド。リバーブのかかった浮遊感のあるvoは思ってたほど甘くないというかメロが弱いかな。 最後はアルバム1曲目の"Coma Summer"だったでしょうか、これはポップでスペーシーで轟音で気持ちよかった!MCはほとんどなく30分強のストイックな演奏でした。 終演後、物販にいたメンバーたちを間近で観たらドラマーはどうみても男子だったわね。ふはは。 【当日の公演の写真がSMASHING MAGに掲載!】 ◇◆……………………◇◆◇……………………◇◆◇……………………◇◆◇……………………◆◇ L→R : Kip Berman(vo/g)、Peggy Wang(key/vo)、Kurt Feldman(dr)、Alex Naidus(b) 【2007年に結成、NYブルックリンで活動している男女4人組。09年リリースのセルフ・タイトル・デビュー・アルバムのシューゲイザーやノイズポップを取り入れた音楽性が全世界で高評価を獲得。フラッド&アラン・モウルダー(スマパン、マイブラ、ジザメリを手掛けたことで名高い)を迎えて制作された2ndアルバム『Belong』を11年3月にリリース、同年のフジロック初出演で2度目の来日を果たした。】 30分のセットチェンジでペインズ登場!いきなりキップの腰につけたトランスミッターがまさか故障・・?で何度かケーブルを差し直していると、アレックスが付けていたのと交換して解決!って、そんなんでええのか~?!と笑ってしまったことが記憶に残っているので書いてみた。 気を取り直して"This Love Is Fucking Right!"でスタート!2ndの1曲目 "Belong"と続き、テンションあがる選曲ではありましたが、前座と比べてバンド全体の音圧がショボくて序盤はちょっと心許ない気持ちで観ることに・・・。 ステージ向かって左からサポートギター、アレックス、キップ、ペギーという並び。フジでのサポートが好かったクリストフも楽しみにしていたら、いやーん違う人に変わってるぅ!! でも見たことあるぞって思ったらThe Drumsのコナーで、ドラムからギターへ転身していたのね。で、ペギーの彼氏という裏ネタは後で知ったんだけど。ヘッドがない変わったギター(スタインバーガーだそう)を無表情で淡々と弾いておりました。そういえばペギーとコナーの2人とも厚底の靴を履いていたのが目を引きますた。 半数近くはフジで演らなかった曲で、EPやアルバム未収録のシングルに1st多めな選曲。スコティッシュ・ネオアコな感じにモータウン・ビートがあったり、シューゲイザーのイメージはますます薄くなりました。とにかくキラキラした甘酸っぱさに満ち溢れている!中盤の"Heart In Your Heartbreak"の瑞々しい疾走感と間奏のラウドなギターもよかったけど、終盤に向かう"Come Saturday"のほうが盛り上がった!続く"Young Adult Friction"へ繋がる流れも自然で会場の手拍子も一番大きかったし。フジの締めで個人的ハイライトだったセルフ・タイトル曲は本編の最後でやっぱりあがった~♪ キップの歌声はなんともおぼつかないのだが、インディーロック好きなちょっと冴えないナイーブそうな男子がひたむきな情熱でギターをかき鳴らす姿に胸が熱くなったー!でもって、生真面目なMCから誠実な人柄が伺えるのよねん。日本にはグレイトなものがたくさんあるとチューハイがお気に入りと言ってたな。来日できるように導いてくれたすべての人たちに感謝する旨のMCをした後、ペギーも長めの話をしてくれたのにコナーがギターの音合わせでデカい音を被らせて聞き取れない状態になり、キップがシーッ静まれ!と促すジェスチャーをしたが伝わらず苦笑い・・・なーんてこともあったっけね。 アンコールはキップのエレキ弾き語りによる"Contender"で一味違うアクセントになっていた。バンドセットのラスト3曲では"Everything With You"が切ないロケンローでよかった!締めの"Strange"で打ち込みのリズムが入るイントロは少し戸惑ったかしら。爽やかに心に響く1時間強のライブでした。うーん、観客の盛り上がりがもうひとつだった点でフジほどの感動は味わえなかったわん。とはいえ、リズム隊は(見た目も)端正な演奏で、ペギーのコーラスはカワイイし、ツインギターで音の厚みは増し、ストレートに胸に響くメロディは今後も楽しみである♪ ピュアさを失うぐらいなら上手くならなくていいと思えるバンドです。 歌ヘタなままでいいと感じたのはASHのティム以来かもね。ふふ。 【当日の公演の写真がSMASHING MAGに掲載!】 【当日の公演の写真がBig Nothingに掲載!PartⅠ / PartⅡ / PartⅢ 】 THE PAINS OF BEING PURE AT HEART@Shibuya Club Quattro(17-Feb-2012) This Love Is Fucking Right! Belong Higher Than The Stars The Tenure Itch Heart In Your Heartbreak Say No To Love Falling Over Come Saturday Young Adult Friction A Teenage In Love Heaven’s Gonna Happen Now The Pains Of Being Pure At Heart ----------------------------------------------- (encore:) Contender My Terrible Friend Everything With You Strange セトリのフォントが可愛くてBig Nothingさんから勝手に拝借してます。
by 033_MFS
| 2012-03-03 23:50
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